大学編入とは?普通の受験となにが違うのか教えます!
こんにちは!七子です。
「編入って気になるけどどうすればいいの?」と疑問をお持ちではないですか?
今回の記事では、「編入とはなにか」が、「全くわからない人向けに」超わかりやすく解説します!編入について気になっている人はぜひ見ていってください!

この記事は以下のような人におすすめ!
- 編入とはなにか知りたい
- 編入の受験資格が気になる
- 編入試験に受かるために何をすべきかわからない
この記事を読めば、編入の基本的な知識がしっかりとわかります。
そして編入を知ることで、自分の進みたい道に進んでほしいという思いを込めました!

twitter:https://x.com/nanako_yaoki_
私は現役時代に大学受験をしていましたが全落ちしたので、機械系の専門学校に入学しました。
専門学校に入学した時から編入を目指して勉強し、2年生の夏に同志社理工学部の3年次編入を受けて合格しました。
編入に合格した同志社現役3年生の私が、編入試験について徹底解説します!
それではどうぞ!
編入は途中入学できる試験方式
編入とは、試験を受けることで他の大学に「途中から」入学することです。
もし他の大学に入りたければ仮面浪人をして再入学する必要があります。なので1年生からもう一度やり直しですが、編入は前の学校の単位数を引き継ぐという形で途中から入れるんです!
仮面浪人だと大学を辞めなければいけませんが、編入のイメージは転校です。つまり、編入は大学を4年のストレートで卒業できるんです!
「2年次編入」と「3年次編入」がある
編入試験は実は2種類あります。「2年次編入」と「3年次編入」です。多くの場合、1年生が2年次編入を、2年生が3年年次編入を受けます。
違いを以下にまとめました。
- 2年生への途中入学になる。
- 必要単位の目安はおよそ30単位
- 3年生への途中入学になる。
- 必要単位の目安はおよそ60単位
まず違い1つ目は、それぞれ入学する学年が異なります。2年次編入に合格したらその翌年の4月に2年生です。
一方、3年次編入に合格するとの翌年の4月に3年生になります。
次に、受験するには最低限とらなければいけない単位数があります。2年次編入はおよそ30単位、3年次編入はおよそ60単位です。
たとえばおよそですが、今の学校でとった単位数が60単位以下の人は3年次編入試験を受けられません。必要な単位数は大学によって少し変わるので、募集要項を確認しましょう。
編入試験を実施している大学
編入試験は国公立も私立も非常に多くの大学で受けることができます。
以下に編入試験を受験できる大学の例をあげました。
☑編入試験を実施している大学の例
- 北海道大学
- 東北大学
- 東京大学
- 青山学院大学
- 筑波大学
- 専修大学
- 横浜国立大学
- 名古屋大学
- 南山大学
- 京都大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 近畿大学
- 大阪大学
- 神戸大学
- 広島大学
- 九州大学
- 琉球大学 etc…
編入試験は全国のさまざまな大学が行っています。なので自分にあった大学を選ぶことができます。
現役時代に落ちてしまった大学に再チャレンジすることも可能です!
また、2年次編入より3年次編入を実施している大学の方が多いです。
受験資格は?
2年次編入の場合
2年次編入試験を受けられる人は以下になります。
- 大学・高専・短大・専門学校の学生
- 大学・高専・短大・専門学校の卒業者
- およそ30単位以上の取得見込みがある人
2年次編入を受けるのは基本1年生です。なので多くの人は1年生の間におよそ30単位以上とって編入試験を受けます。
取得見込みとは、「1年生の終わりには30単位以上とれている」ということです。つまり、1年生の春学期と秋学期で合計30単位以上とれていれば編入できます。
3年次編入の場合
3年次編入試験を受けられる人は以下になります。
- 大学・高専・短大・専門学校に2年以上在籍している学生 (高専・短大・専門学校生は卒業見込みのある人)
- 大学・高専・短大・専門学校の卒業者
- およそ60単位以上の取得見込みがある人
大学・高専・短大・専門学校の生徒は、2年生以上で受けれます。なので3年次編入を受けるのは基本2年生です。そのため、多くの人は2年生の間におよそ60単位以上とって編入試験を受けます。
取得見込みとは、「2年生の終わりには60単位以上とれている」ということです。つまり、1年生と2年生で合計30単位以上とれていれば編入できます。
また卒業見込みとありますが、高専・短大・専門学校生は3年次編入試験に合格したらその年は留年してはいけません。もし留年したら入学できなくなります。
大学によってはTOEICの足切りがある
大学によってはTOEICやTOEFLの「足切り」や「点数換算」があります。
なのでTOEICがその点数に達していないと受験できない場合があります。
TOEIC足切りの例(群馬大学 情報学部)
以下に2025年度の群馬大学 情報学部の3年次編入試験を例にあげました。
☑2025年度 群馬大学 情報学部の例

2025年群馬大学の情報学部は①~⑨のうち1つを満たせば出願できます。なのでたとえば、TOEIC 500点以上のスコアをとっていれば受験できます。
TOEIC点数換算の例(神戸大学 経営学部)
TOEICやTOEFLの点数を英語試験の点数として扱うのです。
以下に2025年度の神戸大学 経済学部の3年次編入試験を例にあげました。
☑2025年度 神戸大学 経済学部の例

2025年度 神戸大学 経済学部の3年次編入試験ではTOEIC・TOEFL・IELTSのうちどれか1つの点数を100点満点で英語の点数として換算します。
以下がTOEICの点数換算の計算例です。
TOEICの点数換算の例(860点)
TOEIC : 860点 → 英語 : 860/990 × 100 = 約86.67点
TOEICは990点満点なので、860点をとるとおよそ86.87点になります。
なので100点換算の場合は、英語試験の点数はだいたい TOEICの点数×0.1 に換算されます。
受験資格さえ満たしていれば、誰でも受けることができる
このように何年生でも、出願資格の条件を満たしていれば誰でも編入試験を受けることができます。
一般入試との違いは?
マイナーであまり知られていない編入試験、一般入試といったい何が違うのでしょうか?
以下にそれぞれの違いをまとめました。
☑一般入試との違い
- 試験科目が少ない
- 何校でも受験可能!
- 募集人数が少ない
試験科目が少ない
編入試験に必要な科目は、主に以下の3つになります。
- 英語
- 専門科目
- 面接、小論文
主に受験科目は「英語」と「専門科目」と「面接」、大学によっては「小論文」があることもあります。
たとえば私が受験した同志社 理工学部は英語と数学、面接でした。
この受験科目は国公立も私立も同じです。
一般入試では国公立は5教科7科目勉強しなければいけなかったのが、編入試験では筆記試験はたったの2教科で済むんです!
何校でも受験可能!
試験日が被らなければ何校でも受けることができます。
大学によって試験日が異なるため、一般入試とは違い国公立を複数校受験することも可能なんです!
募集人数が少ない
募集要項の定員にはたいていどこも「若干数名」と書いてあるからです。
つまり「定員が少なく、学部で数人しかとらない」のです。
そのため、人気校だと倍率が高くなることもあります。
大学編入成功のカギ!4つのポイント
過去問を手に入れる
編入試験は大学によって出題範囲や傾向がかなり違います。そのため過去問なしでは対策がむずかしく、試験の難易度がかなりあがるのです。
なので編入試験には過去問が必要不可欠といえるでしょう。早めに過去問を手に入れておくことをおすすめします。
過去問を公開している大学もあるので、まずは学校のホームページなどをチェックしましょう!
英語やTOEICの勉強
編入試験で避けて通れないのが英語です。編入試験でTOEICが必要な大学は多いうえに、筆記試験で英語の長文和訳がある大学も少なくありません。
編入試験に合格するためには、英語の勉強が必ずいります。
英語系は伸びるのに時間がかかるので、早めに取りかかることをおすすめします。
受験校は早めに決めておく
大学によって試験科目が違うので、ギリギリに受験校を決めると無駄な勉強時間が発生します。私は受験3か月前に受けると決めたので、物理を捨てて急いで英語を勉強しました笑
勉強を効率的にするためにも、募集要項や大学の過去問をチェックして早めに受験校を決めましょう!
まとめ
編入試験を受けることで、自分の進みたい道に進むことができます。難易度の低い試験ではありませんが、努力次第でどこでも目指すことが可能です!
このブログで編入に関するさまざまな情報を発信していくのでぜひ見てください
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